第九回栞展に参加しています。

今年は箔押しのHAKU SAIさんと「ASOBU KAPPANとHAKU SAI」として参加しています。
活版印刷と箔押しという、似ているようでちょっと違う世界観を楽しんでもらえると嬉しいです。

活版栞『氷海を行く』

(新作)活版栞『氷海を行く』

南極に住むアデリーペンギン。地上でのコロニーや子育て、氷山の上を歩く様子などは映像や写真で見ることはあっても、海中での生活のことを見る機会はあまりありません。
彼らは私たちの知らない世界を知っている。
本を読むということは、そういうことのような気がして、氷の下の海を泳ぐアデリーペンギンを描きました。

使った紙はカラープラン-FS、色はアドリアブルー。アドリア海といえばイタリアの海ですが、何とも形容しがたい青の紙です。

活版栞『澄む刻(とき)』

(新作)活版栞『澄む刻(とき)』

とほんさんのある大和郡山は金魚の町だそう。それにちなんで、金魚の栞をつくりました。
紙はマーメイド、色はフロスティホワイト。そこに刷ってみると、紙が清らかな水面に思えてきました。最後に加えた波紋が、時間を感じさせます。
本を読む時間は、このような時間なのかもしれないと、そんな印象を受けます。

HAKU SAIさんの『クラゲの栞』

こちらはHAKU SAIさんの『クラゲの栞』です。
紙と箔の組み合わせで6つのバリエーション。1版に見えますが、よくよく見ると2版の箔押しになっています。
どれを選ぼうか、迷ってしまいますね。

全41組のとてもステキな栞が集う栞展です。
2月はちょっと奈良まで遠出してみるのはいかがでしょうか?

■第9回栞展■
場所:とほん
会期:2023年2月3日(金)~2月26日(日)
(店休日 2/9・2/16)

詳しくは、とほんさんのサイトまたはSNSをご覧ください。